2003.10.5 佳村萠+坂本弘道+松永孝義 @ 下北沢LADY JANE
佳村萠さん、今回は坂本弘道さん(シノラマ,シカラムータ,SOLA・・・などなど)と松永孝義さん(MUTE BEAT,Ring Links,カルメンマキ&サラマンドラ)を迎えてのライヴです。以前下北沢で鬼怒無月さん勝井祐二さんと演奏したヤツのメンバーを変えたような感じです。
1曲目はほとらぴからっの「カメレオン・パーティ」声以外の楽器が、cello+bassという低音ばかりな編成ですけど、坂本弘道さんのすばらしいギミックの数々であちこちから色んな音が出てきます。
その次が何とRobert Wyatt/Elvis Costelloの「Shipbuilding」(坂本弘道さんの選曲とか)まーさかこんな曲が聴けるとは思わなかった。ちなみに一部ではその後Brian Eno/By This River(Before And After Science収録)まで演奏されてました。
ちなみに「夜とみみずく」はシノラマ/3つのウソと5時の鐘に入っている坂本弘道さんの曲。ライヴは見たことなかったんだけどシノラマは大好きで。まさかこの曲を聴けるとは・・・と言った感じ。
二部の頭では「またシノラマ?」というベースラインでしたけど、これはシノラマの曲に外間隆史さんの詩を乗っけたモノ。坂本弘道さんのノコギリ演奏が気持ちイイです。
今まで坂本弘道さんを見たのはシカラムータとかSOLAの時ばかりだったので、こんな感じでじっくり坂本さんの音を聴くのは初めてでした。それでこれが物凄く面白い音を沢山出していて。チェロのまわりにはエフェクター類とかカオスパッドとかが置いてあって、一人でTangerine Dream/Zeitみたいな音出したりとか、エレクトロニカみたいな音響を出したりとか。うーん、こんなに面白いとは思わなかった。こんどソロを買ってみよう。
松永孝義さんは流石の演奏、一人だけでゆったりとしたリズムを作りだしてました。松永さんのベースの上を坂本さんのチェロ(とか)と佳村さんの声がフワフワ浮かんだり沈んだりするような感じ。
歌もイイんですけど、とくに朗読してるのが凄く好きです。佳村さんの声にフキダシ付けるとしたら、絶対に淡いピンクで色を付けると思います。そんな色彩感とちょっとストーリーの有る音+朗読。この朗読でCDとか作ってくれないかなぁー。